【公式】影絵劇団かしの樹 Since1982|子どもたちと共に

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『あかあさんのたんじょうび』  原作:マージョリー・フラック

あらすじ

今日は、ダニーのお母さんの誕生日。
ダニーは何をプレゼントしようかと、仲良しの動物たちに相談します。
みんな一生懸命考えてくれますが、どれもこれも、お母さんがもう持っているものばかり。
そこで最後に、森の熊さんに聞きに行くことになりました。
ところが、みんなは熊が怖いので一緒に行ってくれません。
困ったダニーは…

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観ている子どもたちと一緒に歌を唄いながら、物語が進みます。
この作品はおかあさんが大好きな子ども達にピッタリ!
一緒に観ているおかあさんも思わずホロリ。。

『おやゆびひめ』  原作:アンデルセン

あらすじ

おやゆびひめは、チューリップのお花から生まれた小さな女の子。
カエルやネズミぐらいの大きさです。
ある夜、クルミのベッドでスヤスヤ眠っていると、ヒキガエルにさらわれてしまいました。
ヒキガエルは、かわいいおやゆびひめを自分のお嫁さんにしようと思ったのです。
さて次の朝、おやゆびひめが目を覚ましたところは、お池の蓮の葉っぱの上……。

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ファンタジー「おやゆびひめ」を演劇で表現するならば、影絵劇以外には考えられません。
なぜなら、主人公の大きさは”おやゆび”なのですから!

『はらぺこプンタ』  原作:武井博

あらすじ

いつもはらぺこのいたちのプンタは、食べ物をさがして、森の中や野原を歩きまわっていました。
ある日のこと、鳥のタマゴをひとつ見つけました。
その時プンタの頭に、いい考えが浮かびました。

「タマゴをかえせばおいしい鳥肉が食べられる!」

プンタは、あちこちから七つのタマゴを集めてきて、温め始めました。
いたちが鳥のタマゴをかえすなんて、世界ではじめてのことです。
ようやく待ちに待った最初のヒナがかえりました。
二十日間も、何も食べていないプンタは、ゴクリと生つばを飲みこみヒナに近づいていきました。
さて…

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原作は絵本ですが、小さなお子様から大人まで楽しめる、ほのぼのとした作品です。
ラストは、子育て真っ最中のおかあさんも、思わず涙。。。

『赤いろうそくとにんぎょ』  原作:小川未明

あらすじ

ろうそく屋の老夫婦は、北国の小さな漁村に二人だけで住んでおりました。
ある日、おばあさんが人魚の赤ちゃんを拾いました。
二人には子どもがいなかったので、その赤ちゃんを大事に育てあげ、とうとう美しい娘に成長させたのです。

ところがある日、二人は悪い香具師が差し出すお金に目がくらみ、娘を売りとばしてしまいました。
わずかなことで変わってしまう人間の心の弱さと醜さへの怒り…。
人魚のたたりは、やがて二人のいた村までも亡ぼしてしまいます。

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美しい影絵により、物語の本質が見事に光り輝いております。
悲しみの物語の奥底にあるものを、ぜひとも感じ取ってください。

『走れメロス』  原作:太宰治

あらすじ

花嫁衣装を買うために町に来たメロスは、沢山の人々を殺し続ける国王ディオニスの存在を知りました。
メロスは怒り、王城へ突き進むのですが、たちまち捕えられ国王より死刑を宣告されてしまいます。
メロスは親友セリヌンティウスを人質とする代わりに、妹の結婚式のために三日間の猶予を国王に願い出ます。
国王は三日目に戻らなければ人質を殺すことを条件に、メロスの願いを受け入れました。

はたしてメロスは死の待つ町へ帰ってくるのでしょうか。

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言わずと知れた太宰治の傑作です。
むずかしい作品と思われがちですが、影絵で表現すると、なんと小学校1年生までもが感動の拍手!

『虔十公園林(けんじゅうこうえんりん)』  原作:宮沢賢治

あらすじ

ある村に、子どもたちから馬鹿者呼ばわりされている虔十という若者がおりました。
ある日、虔十は杉を育てることを決心します。
それこそ寝食を忘れる程一生懸命に杉を育てる虔十でしたが、
隣の畑の持主である平二から嫌がらせを受けるようになりました。
東北の厳しい自然環境の中で、みんなから馬鹿とののしられる虔十が
見事杉を成長させることが出来るのでしょうか。

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宮沢賢治がテーマとするものの一つに”無償の行為”という世界があります。
宮沢賢治のエッセンスが盛り込まれたこの作品に注目です!

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